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設計事務所の今日

最近のもろもろ

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ご無沙汰しております。
我々は体調を崩すこともなく元気に過ごしております。

 

相も変わらず曇天模様の世の中で、私はもともと外出があまり得意ではないので苦労はありませんが、
自由に外に出られずにフラストレーションが溜まる方もいらっしゃると思います。
はやく制限されずに動き回れるようになればいいですね。
と言いつつ、1年後も2年後も依然としてマスクと規制に追われている気はしますが。

 

 

この約2か月半は各種申請業務が立て続けにありまして、
昨今の働き方の変遷により全員が集まることがないので社内でのネタがなく、
現場は動いているのですがこれまた写真がなく。

こんなことを書きながらいろんなフォルダを漁っていると現場写真を発見。

大阪で動いている現場です。
私が最後に見た3か月以上前(こんなに経っているとは思わなかった)の現場はまだ上棟したばかりでした。
それがもうボードまで。

断熱材の施工状況が分かる1枚。
外気に接する部分、つまり外壁面や最上階の天井(または屋根)、最下階の床を構成する木材の間に敷き詰めます。
断熱材で家全体をぐるっと覆うイメージです。

この現場写真の日付が2か月ほど前だったので、今はもっと完成に近づいています。
クロスを貼るあたりでしょうか。もう少し進んでる?どうでしょう。
完成が楽しみです。

 

ちなみに。過去にも書いてるかもしれませんが。

この写真の上半分に写っている黄色いものは「石膏ボード」と呼ばれる板状の材料です。
プラスターボードとも言い、12.5㎜の厚みのものを使うときは図面に「PB(t=12.5)」と記します。

石膏ボードとは何者なのか。
石膏ボード工業会(http://www.gypsumboard-a.or.jp/about/feature.html)が分かりやすくまとめてくれていますが、
ものすごく端的に言えば、火に強くて音を通しにくくて工事がしやすい優れものです。

木材で家の軸(骨組み)を形成し、その軸を覆うように壁と天井に石膏ボードを取り付けます。

別物件ですが、このように。

石膏ボードで覆って壁と天井を平らにしてからクロス貼りです。
仮に木材に直接クロスを貼り付けたとすると、木材と木材の間が何もない空間なので穴開け放題ですね。
まあ、ボードがあってもぶつけ方によっては穴は開くでしょうけど。

 

優れものの石膏ボードにも注意点はあります。
それは、水分と湿気。敵です。
石膏を紙でくるんだものなので水にあまり強くありません。
でもボードは貼らなければならない。と、なると。

耐水仕様の石膏ボードを使います。

↑この緑色が耐水仕様のものです。(※メーカーによっては色が違う可能性あり)
水回りに使うので、キッチン・トイレ・洗面所・お風呂はこの緑色です。

 

皆さんも、持ち家を建築する際にもしボード貼りの過程が見られるのなら、
こういったところにも注目してみてください。
完成したら見られないものなので、案外貴重な光景かもしれません。

 

 

それではまた。


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