L.D.HOMES BLOG

設計事務所の今日

こんにちは。
2022年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

タイトルで少し遊んでしまいました。中森明菜は関係しません。
あらためまして今回は。

これは何でしょうか!

考える時間もヒントも与えることなく答えを言いますね。
「なみだ」です。

私はなみだと教わりましたが、調べているとどうやら涙目と言うことが一般的のようです。

 

役割の一例を示すとこんな状態。

もうちょっと近づいて。

見えますでしょうか。
これは出先の施設で見つけて撮ったもので、住宅においては鏡に付いていることはない気はしますが。

 

ではなぜこの「なみだ」が付いているのか。
写真を見て理解した方も多いかもしれませんが、扉などが直接壁に当たらないようにするためです。
扉を開けたときにその勢いのまま壁に当たったとすると、当たった部分に傷がついてしまうかもしれません。
それを避けるための、いわばクッションですね。緩衝材です。

なみだは扉などを受ける側である壁に付いています。
写真を見て分かるように透明なので目立ちません。

 

新卒入社した会社で初めて竣工時の自社検査(設計や工事に関係する部署の人間が仕上がりを確認する検査)に立ち会った時、
なみだを知らなくて接着剤などが誤って付着してしまっているのかと思いました。笑
私がなみだを見ながら懐疑的な目をしていたのか、工事にかかわる部署の先輩が教えてくださいました。

ちなみに先ほどから扉と言っていますが、扉は取っ手がついているものがほとんどなので、
正確に言うとなみだが付いているのはほとんどが扉の取っ手が当たる位置です。

もうひとつちなむと、なみだはホームセンターや通販で購入できるようです。
なので、粘着性が弱って取れてしまったとしても付け替えができるということですね。
これは知りませんでした。

 

 

いかがでしょうか。
皆さんのお住まいには付いていますか?
小さく目立たない、しかしながら大活躍のなみだ。

飾りじゃないのよ、なみだは。


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