1年半前に新居を完成させたKさん。そもそもL.D.HOMES（以下LDH）をお知りになったきっかけは何でしょうか。

以前は賃貸マンションに住んでいたのですが、娘も生まれてそろそろ家が欲しいなと思い、家作りに関する雑誌やホームページをいろいろチェックしていたんです。ある雑誌でLDHさんが設計された家の写真を見て、「これだ！」と思いました。
青い空を背景に、白くてシンプルな家がとても印象的な写真でしたね。

ほとんど一目惚れ状態だったんですね。それからLDHには、どのようなやりとりがあって設計を依頼されましたか？

実は予算的に、一戸建ては厳しいかなと思っていたんです。でもせっかくの大きな買物だから、やっぱりマンションより一戸建てがいいし、建売より設計士さんにお願いして自分たちの好きなように建てたいなと、どんどん欲が出てきまして。
「この予算で希望に近い家が建てられるかどうか、とりあえず聞いてみよう」ということでLDHさんに電話を掛けてみました。「できますよ」と力強くお返事をいただいて、嬉しかったですね。
LDHのパートナーの不動産屋さんに土地探しから手伝ってもらいました。

プランに関してはいかがでしたか？

いくつか土地を見せてもらって気に入ったのが、駅から近くて環境も良いこの物件。ただ三方を家に囲まれているので、プライバシーを保ちながらどう光を採り込むかが課題でした。その点は、大きめの型ガラスを効果的に配置して解決できるということだったので、安心してお任せしました。
また限られたスペースを広く使うために、1階は玄関からLDKにダイレクトにつながる間取りで、仕切りも最小限にすることを提案されました。
LDKは広々と開放的に、水回りや寝室などはコンパクトながらも機能的にレイアウトされていて、気に入りましたね。結局、１階のトイレの位置を少し変更しただけで、あとは最初のプラン通りです。
よくテレビなどで、建築家がデザインした、奇抜な仕掛けのある狭小住宅が紹介されていますよね。だから最初に図面を見たときは、良い意味で「意外と普通だな」という印象。シンプルでほっとしました。

LDHの家作りの進め方については、どう思われましたか？

間取りについてはスムーズに決まったのですが、窓の配置とか、床や建具、外観の色などは、なかなかイメージするのが難しいですよね。その点、LDHさんは、コンピュータで出来上がりのイラストをたくさん描いてくれるので、決めやすかったと思います。例えば外壁と玄関扉の色を決めるときは、さまざまな色の組み合わせで12パターンくらいイラストを用意してくれました。
また玄関とLDKの仕切りがないので、「外から家の中が丸見えになるのでは」と心配していたら、ロールスクリーンで目隠しする方法を提案していただきました。
こんな具合に、気になったところはその都度相談し、一つひとつクリアしながら進められたので、とても良かったと思います。

家づくりを進めるなかで、LDHの担当者の対応はいかがだったのでしょう。

プランではカウンターキッチンの前がダイニングで、玄関のすぐ横がリビングになっていたのですが、ダイニングとリビングを入れ替えた方が落ち着くような気がして。担当の方に伝えると、それに合わせてLDKの窓のレイアウトを新たに考えてくれました。
結局、壁一面を全面窓にするところを、上下に分けて窓を取ることになって、より落ち着ける空間になりましたね。こうした変更にも快く応じてくださって、とても助かりました。
何でも安心して相談できる雰囲気なので、すっかり頼りにしてしまって。家が建った後も、台所の壁に大きめのオープン棚を取り付ける時、担当者の方に相談したんですよ。するとわざわざ家まで来てくれて、釘を打つ位置や壁の強度などについて丁寧に教えてくれました。
こうして後々までいろいろ相談できて、良い関係が続くのは嬉しいことですね。

Kさんがこだわったところはどこですか？

こちらからは「和室」「書斎」「屋上テラス」をリクエストしました。
玄関横のリビングにつながるコーナーにできた畳スペースは、家に帰ったときに一時的に荷物を置いたり、娘の遊び場所として大活躍。2階の書斎は、コンパクトながらも機能的で、家に持ち帰った仕事もはかどります。
また、この家の第二のリビングでもある屋上テラスのおかげで、2階は開放感いっぱいです。
妻がこだわったのは、キッチンの中にパソコンが使えるスペースを作ることで、これも実現できました。子育ての真っ最中で忙しいので、料理をしながらパソコンでメールや調べものができて、とても便利だと喜んでいます。

こだわりは全部実現できたんですね。その中でも特に気に入っておられるのは、どこでしょうか。

やっぱり6畳の広さがある屋上テラスです。1階のリビングの天井を上げて、テラスを少し高い位置に作ってくれたので、周りの家の窓からは完全にテラスの中が見えないようになっているんです。三方を家に囲まれていても人目を気にせずにアウトドア空間を楽しめるのっていいですよね。
お風呂上がりにここでビールを飲んだり、夏は3歳になる娘や水遊びやピクニック遊びをしたりと、フルに活用しています。
妻にとっても洗濯物を干すのはもったいないほどのお気に入りの空間だそうです。
このテラスに接するように作った寝室や書斎も、コンパクトながら狭さを感じません。それに、天井が上がったリビングにも開放感が出て一石二鳥。さすがのプランニングだと感心しました。

入居されてから１年半が経ちましたね。住み心地はいかがですか？

「玄関ドアから丸見えでは」と心配してリビングとの間に取り付けたロールスクリーンですが、人通りがそんなに多くない場所なので、スクリーンを上げていても意外と気にならないんですよ。開放感の方を選んで、仕切りの壁や扉を作らなかったのは正解でしたね。
採光も十分で、LDKは明るく広々しているし、すごく居心地がいいです。キッチンに作ったパソコンスペースは、後に上部にラックをつけて、妻専用のちょっとしたワークスペースになりました。コンパクトな空間を機能的に使えるように考えて設計されているので、とても便利で住みやすいですね。
また、シンプルな作りなので、後々も家具のレイアウトやインテリアのテイストを変えたりして楽しめそうです。そのために、部屋のあちこちにコンセントやパソコン、テレビの配線をつけてもらったんですよ。

この家に、満足されていますか？

そうですね。限られた予算とスペースのなかで、テラスや書斎、和室などすべての希望をかなえてもらったので、とても満足しています。それに、私と妻がイメージしていた「シンプルな中にもぬくもりを感じる家」を実現できたことが、何より嬉しいですね。
この家のためにLDHさんが選んでくれた、木の暖かさを感じる建具や、質感の良い栗の無垢材の床、オリジナルデザインの木製の階段手すりなどに、既製品にはない良さを感じています。
手持ちの家具が似合う雰囲気に仕上げてもらえるのも、注文住宅のいいところ。LDHさんにお願いしてよかったと思っています。

もしなにか不満な点がありましたら、教えてください。

納得しながら家作りを進めたので、特に不満はありません。
強いて言うなら、リビングの中にトイレを作ったので、来客が使うときにが音を気にされることかな。
あとはトイレの中に手洗いを付けたかったんですが、予算の都合で断念。これは仕方がないですね。

実際に住んでみて、思いもよらなかったことや、何かエピソードなどはありますか？

三方を囲まれた家なので採光を心配していたのですが、うまく窓を取ってもらったので、明る過ぎるくらいでした。洗面所の高いところに作った窓は夏場の日差しが強く、あわててロールスクリーンを取り付けたくらいです。
周りの家が込み入っているので、家の外壁を白にしたのは正解でした。うちがすっきりして見えます。

LDHにどんな印象をお持ちですか？

スタッフは皆さん気さくで、何でも相談できる雰囲気がありますね。お任せすればいいものを作ってくれるという信頼感を持っています。
また、LDHさんが新しい家を作ると、見学会を開いてくれるんです。そこでたくさん知り合いができて、「うちはこの色にしたけど、そちらはどう？」なんて、他の施主さんと情報交換に花が咲いています。
こうした交流も含め、末永くおつきあいができたらいいですね。

LDHの3Sというコンセプトをどう思われますか？

私たちが家作りを依頼したのは、LDHさんが設立して間もない頃だったので、まだ「シンプル、スマイル、スタイル」というコンセプトがありませんでした。でも、LDHさんの家にぴったりのコンセプトですね。知らず知らず賛同していたように思います。

この家に点数をつけるなら何点ですか？

もちろん100点満点です。予算内でこんなに素敵な家を建てていただいて、大満足です。
設計プランはもちろん、スタッフのみなさんの丁寧な対応や細やかな配慮に感謝しています。

最後にLDHにメッセージをいただけますか？

LDHさんと一緒に自分の理想の家を思い描くことからスタートした家づくり。時に担当の方に「絶対こうした方がいいですよ！」と確信に満ちたアドバイスをいただきながら、大満足の家を建てることができました。家づくりはとても楽しく、忘れることのできない思い出です。
近い将来、テラスにオーニングをつけたり、リビングにディスプレイスペースを作ろうと計画中。
いろいろと手を加えながら、長くこの家を楽しんでいくつもりです。またいろいろな相談に乗ってくださいね。