READINGカテゴリ
打ち合わせがとても楽しくて、完成が寂しかったくらいです。

インタビュー

打ち合わせがとても楽しくて、完成が寂しかったくらいです。

兵庫県 明石市 A邸

結婚後、賃貸マンションで7年暮らし、建てたい家のイメージをふくらませてきたAさんご夫妻。L.D.HOMES(以下LDH)に依頼して昨年完成したのは、長く暮らすほど味の出る「未来のヴィンテージハウス」でした。

最初はハウスメーカーでの家づくりを検討されていたそうですね。

そろそろ家づくりをスタートしようと地元のハウスメーカーを何軒か回ってみたんですけど、モデルハウスを見に行くたびに、妻も僕も「これは自分たちの求めるものと違う」と感じたんです。
特に建具やドアのデザインや質感が、全然好みに合いませんでした。うまく言葉で説明できないんですけど、とにかく「違う!」と(笑)。

Aさんご夫妻。

Aさんご夫妻。オープンハウスに3件ほどご参加頂いてからのご依頼となった。

LDHとはどのように出会ったのですか?

ハウスメーカーに見切りをつけて、インターネットで神戸の建築デザイン会社をチェックしていたときに、LDHのホームページを見つけました。紹介されていた施工例が気に入って、オープンハウスを3件くらい見せてもらいましたが、どれもすごく良かったんです。シンプルなんですが、他の家にないものがありました。そこで土地探しと同時進行する形で、プランニングを依頼したんです。

リクエストは「荒っぽい感じの家」だったそうですね。プランニングはどのように進行しましたか?

住み慣れた明石で、駅から徒歩15分以内、坂が少なくて道路が広いところを求めて土地探しは難航しました。やっと見つけたのは約30坪の古家付きの土地で、予算的にもちょうど良い物件。新しい家が建った時のイメージが今ひとつピンとこなかったので、「荒っぽい感じの家にしてほしい」とだけリクエストして、プランニングはLDHさんにほぼお任せしました(笑)。
打ち合わせの際に話したのは、ペンキの壁のひび割れた質感や、「TRUCK FURNITURE」などのシンプルで無骨な感じの家具が好きだいうことです。きれいな家よりラフな感じの家。住んでいるうちに味が出て、ヴィンテージハウスになるような家に住みたいというのが、私たち夫婦の希望でした。

新調した「TRUCK FURNITURE」の家具に合わせて設計され、完成度の高い家になりましたね。
どんなふうに家づくりが進みましたか?

いつか家を建てた時に買い揃えようと、住んでいた賃貸マンションには家具を最小限しか置いていなかったんです。土地の購入を機に、ダイニングテーブルとチェア、ソファなどの大型家具を「TRUCK FURNITURE」で吟味して購入しました。
アイランドキッチンがいいという妻の要望で、ダイニングテーブルとキッチンカウンターの幅と高さを揃えて、一列に続くように設計してくれたので、機能的ですっきりとした印象のダイニングキッチンになりました。床や壁際に作ったキャビネットは、テーブルと同じナラ材で仕上げたので、木のぬくもりが感じられて、統一感があります。
また、ソファのサイズに合わせて背面に作ってもらった連続窓は、とてもインパクトがあり、イメージ通りのカッコいいリビングになりました。家具を先に決めてから家づくりを進めて、大正解だったと思います。

リビングとダイニングキッチン

家づくりのキーとなった「TRUCK FURNITURE」製の家具。連続窓と相まって印象強い仕上がりに。

提案されたプランについては、どう思われましたか?また住み心地はいかがですか?

採光を確保するために、2階にLDKのあるプランを提案されました。こちらが何も言わなくても、ダイニング側から冷蔵庫が丸見えにならないように工夫してくれたり、ダイニングの一角に扉付きの書斎を作ってくれたりと、私たちの期待以上のプランが上がってきましたね。最初にもらったプランから、変更するところはありませんでした。

ダイニングキッチン

後ほど話題に上がるダイニングキッチン。ステンレスのクールな印象が、ナラ材で統一したあたたかい印象のダイニングキッチンのアクセントに。

書斎の扉を閉めるとデスク周りを隠せて、来客時に大活躍しています。南側の窓は、直射日光が入らないように庇を深くしてくれました。天窓からはやわらかな光が入って、リビングがとても居心地良いんですよ。ソファで昼寝すると、最高に気持ちいいですよ。
南側のベランダも十分な広さがあって、洗濯物がよく乾きます。 ゴミ箱をおけるサービスバルコニーもキッチン横についています。そういう細かなところまで配慮されていて、住み心地は抜群です。
それに、間接照明をたくさん仕込んだ照明計画が、とてもいいと思います。スイッチで朝、昼、夜と使い分けて、いろいろな光の雰囲気を楽しんでいます。
天井が高くなったリビングには、3本羽根の外国製のファンを勧めてもらいました。デザインがとても良くて、気に入っています。

「荒っぽい感じ」を演出するために、材質選びや質感にこだわったそうですね。どんなものを選んだのですか?

ひび割れた表情が味わい深くて好きなので、壁はペンキを塗って仕上げました。
またLDHさんのオープンハウスで見た、ハードな印象の黒革鉄が気に入って、階段の手すりやキッチン、バスのハンドル部分、シューズボックスの側面などに取り入れています。黒革鉄はサビが出やすいので、年月の経過と共にシャビーになっていく様子を楽しみたいですね。
リビングの連続窓は、無骨な雰囲気が出るようにと、LDHさんが窓枠が太いデザインを考えてくれました。建具にほとんど既製品を使っていないところも、ポイントだと思います。
ナラ材の床はどんどん色が濃くなるそうなので、もっと落ち着いた雰囲気になっていくんでしょうね。チェアの脚の裏に何もつけずに使って、床についたキズも楽しもうと思っています。
ステンレスで造作したキッチンカウンターのトップは、無機質な印象で気に入っているんですよ。ステンレスのクールな印象が、ナラ材で統一したあたたかい印象のダイニングキッチンのアクセントとなって、引き立ててくれています。洗剤やスポンジは使い終わったら家具カウンター内部に隠すようにして、美しいインテリアを堪能しています。

収納はいかがですか?

キッチンカウンターの背面と前面、ダイニングのキャビネットで、LDKの収納は十分足ります。キッチンカウンター背面の浅い棚は、CDを入れるのにぴったり。調理道具はもちろん、本や食器もたっぷり収納できます。カウンターもキャビネットも扉付きなので、いつもすっきりとした空間をキープできて、助かっています。
1階の個室の収納も十分で、僕の仕事に必要な資材置き場も作ってもらいました。これはシャッター扉付きで、外から資材を出し入れできるようになっています。

アイランドキッチン背面の収納スペース

キッチンカウンター背面にはCDがずらり。キッチンも非常に綺麗にお使い頂いていた。

外観のデザインは、どのようにして決められましたか?

LDHさんのオープンハウスを見学した際に、どの家の外観も印象的だったので、安心してお任せしました。
わが家の場合は、正面にあるベランダの木製の桟がデザインのポイントになるのですが、LDHさんが風通しとプライバシーの確保を考えて桟の太さやすき間を計算し、絶妙にデザインしてくれました。落ち着いた木の色が、あたたかな雰囲気を出してくれています。
玄関ドアは黒革鉄で作ることも考えたのですが、あまりにも無骨な印象になり過ぎると思い直し、結局ヒノキで造作してもらいました。ヒノキだと黒革鉄よりコストダウンもできますし。結局、普通な感じになりましたが、飽きがこなくて良かったと思います。
また大きくて目立つ表札が嫌だったので、リクエストして黒革鉄で小さな表札を作ってもらいました。さりげないところがとても気に入っています。
親バカだと思われるかも知れませんが、外から帰ってきてわが家を見ると、どの角度から見ても可愛いんですよ。

Aさんご夫妻

「親バカかも……」とお話になるご夫妻。とても気に入って頂けてこちらも嬉しくなる。

家づくりを通じてLDHの対応はいかがでしたか?

LDHの担当の方は、私たちと年齢が近いせいもあって、こちらのイメージをよく理解して、それ以上のものを提案してくれました。2週間に1度の打ち合わせがとても楽しくて、家が建ち終わるのが寂しかったくらいです。家づくりは本当に楽しいですよ。みなさんも体験してみるといいと思います。建売りや建築条件付きの家を買うなんて、この楽しみが味わえなくてもったいないですよ。
キッチンとキャビネットを造作して、普通のダイニングキッチンより100万円くらいアップしました。あと、ナラの無垢材の床やペンキの壁、家具にお金を使いましたが、予算内に収まるように調整してもらいました。リビングの連続窓も値段のアップなしで作ってもらえて、大満足です。

この家に点数をつけるとしたら、何点ですか?

家づくりのなかで、LDHさんのオープンハウスを含めていろいろな家を見てきましたが、やっぱりこの家が一番かなと(笑)。
というわけで、200点です!

最後に、LDHにメッセージをいただけますか?

イメージを伝えてお任せすれば、期待以上のものを提案してくれるのがLDHさんだと思います。使い込んで、いい味になっていくのを楽しめる家になりました。理想通りの家を建ててもらって、本当に感謝しています。

Aさんご夫妻。自邸前にて。

200点(!)もの高評価を頂きました。ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

このインタビューの物件

シンプルヴィンテージハウス

シンプルヴィンテージハウス

敷地は駅から徒歩圏内にある利便性の高い住宅地。
白い外壁に木製ルーバーをアクセントにしたシンプルな外観。
壁や天井、床、細部に至るパーツまでこだわり素材本来の色合いや風合いを大切にし好きな家具を置くことで空間がさらに引き立つ家を目指しました。
経年変化と共に空間の雰囲気に色づける素材感にこだわった家となりました。

この物件を詳しくみる