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自分たちで足していける家、どう暮らしていくか楽しみな家ができた

インタビュー

自分たちで足していける家、どう暮らしていくか楽しみな家ができた

東京都町田市 I邸

音楽関係のお仕事されているご夫婦。旦那様のご実家を建て替えた経緯や家づくりのこだわりなど伺いました。

初めはご主人のご実家に住まれていたと聞きました。
家作りを考え出したきっかけや実際に始まってからの流れを聞かせてください。

結婚してからは実家に住んでいました。
築45年、かなり古いけど昭和な感じが気に入っていて、そのままの状態で暮らしていましたが、
歩くと床が軋んだりいろんなところが傷んでいて、いつか子供が欲しいねと話していたので、やっぱり危ないよねということでそれならリノベーションしようと動き出しました。

外観

初めはリノベーションをお考えだったんですね。

実家ですし、思い入れもあり気に入っていたので、初めは間取りを変えずにリノベーションするつもりでいたんです。
初めは「そっくりさん」みたいな改築とか、リノベーションをメインに探しました。
5LDKの昔ながらの部屋の区切りの多い間取りでしたが、すごく気に入っていたのでそのままで良いと思っていたんです。

「木でつくる」をうたっているようなナチュラルな感じの工務店や住宅展示場も数箇所行ったんですが、見積もりがすごく高くてその割にやっぱりしっくりこない、何か違う、夫婦共通してそう感じたんです。
展示場だとお客さんに見せるためにあえて少しラグジュアリーな感じに仕上げてますよね。
リビングは8畳くらい、過度に装飾しすぎていて万人受けを狙った平均値的な感じ。
一般的なんですが、そういうものが僕たちにはいらなくて。やっぱりどれもなにか違う、、シンプルでセンスの良い箱があったら、自分達でどんどん作り込んで行きたいのに、というのが正直な感想でした。

帰ってきてから、まずはインスタグラムから検索しました。
妻の正確は比較検討をしまくるタイプ。納得いくまで100%調べまくるんです。
それから上がってきたものを僕がみる、、という流れです。
インスタで検索し始めて、ラブデザインホームズさん(以下LD)には案外早くたどり着きました。
投稿されている家がどれもシンプルでかっこよくて、でもデザインしすぎてないところが気に入りました。

実際に会ってみていかがでしたか?

問い合わせをして、初めて大島さんにお会いした時に、あ、ここだ!と思いました。(笑)
なんとなく会話のスピードややりとりもしっくりきて妻も僕もここだよね、と。
実際に始まってから終わるまで振り返ってみても、初めに感じた通りやりとりするスピード感や会話のテンポが合いましたね。どうこうというのじゃなく、なんとなくピッタリ合ったんです。相性でしょうか。

やはり初めはリノベーションを希望されたそうですが?

当初の予定通り希望をいくつか伝えてリノベーションをお願いするとABCDの4つプランがでてきたんです。
今の雰囲気を変えたくなかったのでリノベーションでよかったし、なんなら壁紙も今と同じタイプを探してもらえたらよかったんです。
それくらい愛着が湧いていて、実家の感じが好きでした。

プランを見た時にABCはリノベーション、Dプランで平屋が出てきて、当初は本当に妻も僕もおまけ程度で見向きもしませんでした。
そこから細かいやりとりをしていきながら、具体的に詰めていきました。
大空間のリビングが欲しい、音楽関係の仕事をしてるので機材を置けるスペースが欲しい、中庭が欲しい、土間玄関がいいな、プライベートと分けて暮らしたい、、と進むうちに、最終的に大島さんがじゃあまとめるとこれですね!と初めに出してくれたプランDの平屋に辿り着いてた時には正直びっくりしましたね。

外観

初めに全く見向きもしなかった平屋のプランが今の家です。ほとんどそのままです。
玄関を入るとまっすぐ奥に中庭が見えて、リビングとプライベートな空間が左右で完全に別れてます。
玄関とリビングの間に可動式の扉があって、ここを開けるともっと大空間。
毎日広いなーといいながら過ごしてます。(笑)

玄関

予算を使うところ、抑えるところ、その中でも希望にあった物をチョイスしてくれるのはさすがプロだと思います。
絶対にやりたいことを否定しない、けどプロの意見を交えてアップデートしてくれる。
予算が足りないから叶わない、残念ですね、とは言わない。あれこれ考えてくれて最終的にパズルがばっちりハマるというか、僕たちを理解してくれて、住んだ後の家のことを考えてくれてるのがわかるんです。
かっこよくしたい、いらないものを削ぎ落としてシンプルな箱にしたい。
漠然としたイメージも伝えたと思います。でもそれがしっかり現実に形になりました。
ちなみに造作棚はイケアです。全部作ってもらうには予算的にも限度があるので、この部分はイケアで良いのじゃないかとなりました。全く問題なしです。そういう提案もならではですよね。

実際に出来上がってみてどうですか?気になる点などありますか?

コンセントが足りなかったかな?くらいかな?ほんとに。
とにかくシンプルでリビングが広くて気に入ってます。思ってたよりかなり広い。
大空間なリビングが欲しかったんです。家具とかで自分達で空間を作っていけるような。
まだ引っ越してきて日が浅いので、まだまだこれからです。
自分たちで足していける家、どう暮らしていくか楽しみな家ができたと思っています。

リビング

何かアドバイスがあればお願いします。

1、2年前の自分に言いたい。妥協するなと。しなくていいと。
予算から考えて諦めずに、何をどう作りたいか、どう暮らしたいかをじっくり考えて、そこから予算はプロと考えればいいし、考えてくれる。
お金を積めばいくらでも良いものができる訳じゃなく、ちゃんと考えて必要な分だけをきちんと形にしてくれるから安心して!と言いたいですね。

初めから100点!なんて難しいと思うんです。ただ、とにかくシンプルでかっこよく作っていただいた家に僕たちが足していく、家にはまりにいく。生活のクオリティが上がりました。(笑)

外観

このインタビューの物件

ノーミュージック ノーライフ ハウス

ノーミュージック ノーライフ ハウス

郊外の閑静な住宅地に立つ平屋建て住宅は旦那様のご実家を建て替えた。住宅に囲まれた敷地条件ながら「プライバシー」と「解放感」をコンセプトに中庭を設けた案が採用した。玄関と中庭は建物の中心に配置してLDKと寝室・水廻りを分断した間取りとなっている。中庭は光の透過する屋根を設けて各居室のライトコートの役目と物干し場を共有している。また、玄関土間に立つと廊下越しに中庭と緑をが見え抜け感を演出、隣接するLDKとの境は引き込み全開できる建具を設けて広がりのある空間を目指した。トーンの落としたホワイトグレー色の壁と質感のあるナチュラル色のフローリングでシンプルで好きな家具の似合うインテリアとした。

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